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現代文の読解についてちょっと考えてみた。

大学入試での現代文は、ある程度パターンのきまった文章が多いです。
例えば
 自然→危機に瀕している
 文明→世界中での均質化
などなど

その中で「アメリカ文明の影響」というのも出てきます。
アメリカを語る上でよく上げられるのが「ファーストフード」です。
ファーストフードは世界中どこでも同じ名前で同じ味で同じサービスを受けられるという
「世界の均質化」あるいは「アメリカ文明の浸透」という出てきます。

先日A君が持ってきた文章もまさにソレでした。
文中に「東側諸国に初めてファーストフード店が出来たとき、人々はそこに自由主義諸国への憧憬をみた」というのがありました。

この分に対するA君の疑問
「東側諸国ってどこ?自由主義って何?なんで憧憬を覚えるの?」

ジェネレーションギャップでしょうか~?
国語の時間に東西ドイツや冷戦やら共産主義やらについて解説する羽目になるとは
思いませんでした・・・。
今の高校生にとって、この手の文章をやるには近代史の解説から入らねばならないようです・・・。
by monnana2003 | 2005-06-11 09:27 | 塾講師のあれこれ
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